最近何も書いてなかったから思い出話。
中学生時代、僕は学校一の忘れ魔だった。
体育の授業の時は同じ野球部で同じファーストだったU君によく体操服を借りていた。
ずっとカバンに入れておける教科書と違って洗うために出す体操服は、もう忘れ魔の僕としては忘れずにはいられないものであった。
週何度かあった体育で3割くらいは借りてた気がする。(借りてたU君本当にありがとう、そしてすまん)
借りに行くときは違うクラスにいってU君いる?ときいて貸してくれと頼んでいた。
その日も体操服を忘れ、教室に友達いるかなと中をのぞいてたら
「どうしたの?」と声をかけられた。
声のしたほうを向くと一年の時同じクラスだった女の子のMさんがいた。
Mさんとは一年のとき文化祭的なもので同じ制作を担当していたし、席も近かったので数少ない話ができる女の子だった。二年になると違うクラスになっていた。
「体操服忘れたから借りに来てん」と僕が言うと
「私の貸そか?」といわれた。
正直僕は言われた瞬間『はぁっ!?』と頭が白くなっていた。
女の子の体操服を貸してもらうという発想がなかったし、貸してくれるという発想もなかったのでその言葉に思考停止してしまっていた。
「いやさすがに借りられへんよ」
「私は全然ええよ!」
「いやいや…」
と本気で貸してくれる勢いだったのでこれは本当に善意で言ってくれていると思った。
ちゃんとした理由で断らないといけないと思ったが頭に何も思いつかなかった。
「もってくるわ!」といわれて『やばい』と思った。
このまま借りてしまっては学校でどんな噂をされるか分からないし、どちらにもいい状況にはならないと思ったとき、とっさに
「俺身体でかいから多分入らんわ」と言った。
「そっか、そやなぁ」
「ありがとう、ごめんな」
そのあと体操服を借りられたかどうかはもう覚えていないが衝撃的な出来事だったのでそこまでは覚えている。
中学を卒業してから連絡も取ってないし、その人と町ですれ違ったこともないが、中学を思い出したとき、どんな人になっているんだろうと思う。
中学生時代、僕は学校一の忘れ魔だった。
体育の授業の時は同じ野球部で同じファーストだったU君によく体操服を借りていた。
ずっとカバンに入れておける教科書と違って洗うために出す体操服は、もう忘れ魔の僕としては忘れずにはいられないものであった。
週何度かあった体育で3割くらいは借りてた気がする。(借りてたU君本当にありがとう、そしてすまん)
借りに行くときは違うクラスにいってU君いる?ときいて貸してくれと頼んでいた。
その日も体操服を忘れ、教室に友達いるかなと中をのぞいてたら
「どうしたの?」と声をかけられた。
声のしたほうを向くと一年の時同じクラスだった女の子のMさんがいた。
Mさんとは一年のとき文化祭的なもので同じ制作を担当していたし、席も近かったので数少ない話ができる女の子だった。二年になると違うクラスになっていた。
「体操服忘れたから借りに来てん」と僕が言うと
「私の貸そか?」といわれた。
正直僕は言われた瞬間『はぁっ!?』と頭が白くなっていた。
女の子の体操服を貸してもらうという発想がなかったし、貸してくれるという発想もなかったのでその言葉に思考停止してしまっていた。
「いやさすがに借りられへんよ」
「私は全然ええよ!」
「いやいや…」
と本気で貸してくれる勢いだったのでこれは本当に善意で言ってくれていると思った。
ちゃんとした理由で断らないといけないと思ったが頭に何も思いつかなかった。
「もってくるわ!」といわれて『やばい』と思った。
このまま借りてしまっては学校でどんな噂をされるか分からないし、どちらにもいい状況にはならないと思ったとき、とっさに
「俺身体でかいから多分入らんわ」と言った。
「そっか、そやなぁ」
「ありがとう、ごめんな」
そのあと体操服を借りられたかどうかはもう覚えていないが衝撃的な出来事だったのでそこまでは覚えている。
中学を卒業してから連絡も取ってないし、その人と町ですれ違ったこともないが、中学を思い出したとき、どんな人になっているんだろうと思う。
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